エネルギーの爆発

2014年2月28日 オフ 投稿者: seiko

またまたスポーツジムの話をさせて戴く。

ベビー、幼児、小中学生の水泳教室は勿論であるが、日中通う生徒、ジジババ、失礼、紳士淑女(私もその中の一人なのだが)向けに、水泳、エアロビクス、フラダンス、ヨガなどなど実に様々な教室がある。プログラムを取っかえひっかえ、飽きないように気を遣っている。

男女20人余り、どの教室のインストラクターも20~30歳前後の方ばかりで、体育大卒業したての年令が理想的だ。上手であったり、資格を持っていれば、50歳位でも構わないようにも思えるが、そうはいかない。いや。教えることは出来るが、溌剌とした声や体の引き締まりなどが今一つなのだ。ことに大切な、体内から溢れ出る若さのエネルギーを伝えることが出来ないのだ。どんなに優秀なインストラクターでも、ある年令を越えると、ほとばしる「若さ」を生徒に与えることが出来ないと思われる。

健康が目的の大半の中高年にとって、上手になりたいだけではない。繰り返しになるが、自分には無い若さのエネルギーの爆発が嬉しいのだ。となると、これが大変重要な要素になると言っても言い過ぎではない。

インストラクターは何人もの視線を集めているのだから、運動だけではなく、スポーツウェアを魅せることや話し方も、みな手本となり得ている。

30歳位の女性エアロビクスのインストラクターの話である。声も大きく明るく、お洒落(エアロビクス)で優しい。勿論、リズム感バッチリ。というと、文句は無さそうだが、それがである。たった一つ、やや太めということに引っ掛かる生徒もいるのだ。ダイエットを目的にエアロビクスに励んでいる人もいるだろうに、ということになる。

「エアロビクスの先生は、やはり痩せてなきゃね。あれだけ激しい運動をしても痩せないという証明になってしまうわね。」などと笑いながら話をしている淑女がいたりする。

ということは、スリムであることも大切な要素の一つになってくる。言うまでもなく、爽やかな笑顔が一番大事ではあるが・・・。


それにしても、50人、100人位の人間をリズムに乗せて、大きな声でワン・ツー・スリーと自分の合図で動かすことが出来たら、どんなに気分が良いだろうか、と思えて来る。大汗を流しているインストラクターもストレス解消になっているのではないだろうか。私も一度は、是非経験してみたいものだなあと思う。それには。何よりも運動嫌いを解消し好きになることから始まりそうだ。「好きこそものの上手なれ」である。はてさて、年令を、顔を、体の線をどうやってカバーすれば良いのだろうか。エネルギーの爆発は如何にすれば?


因みに10年余りスポーツジムに通っているが、私の知っている限り、ジム通いで痩せた人はいないように思えてならない。