きちんとしている私

2013年11月30日 オフ 投稿者: seiko

いくらぼんやりの私でも、その日の体調にもよるが、朝の目覚めから1、2時間ほどが一番頭が冴える感がある。

貴重なその時間に出来もしない俳句を考えてみたり、冗談にもエッセイとは言えない、ただ、文字を連ねるだけの遊びをしたりしている。というと大したものだが、実は何のことはない。大好きな読書をしていることが一番多いのである。

ところがである。この貴重な時間に物探しということが結構あるのだ。夫は就寝中である。勤めのある身であるから、物探しに起すわけにいかない。

ああ、大変、大変、眼鏡が見えないのである。前述の通り、その大切な時間は、やることの全てが、眼鏡を必要とするのである。そんな大切なものをどうしてきちんとしておかないのかと、日頃夫にも言われるが、自分ではきちんとしている積りなのに…。

本当に困ってしまうのである。眼鏡に足が生えて散歩しているように思えてならない。そこで私は眼鏡の足跡を辿ってみることにする。昨夜の就寝時、睡眠導入剤である読書をしているから、確かにあった。眼鏡なしに文字など見えないからだ。そして今朝、眼鏡を持って起床、それからが問題である。ものの五分足らずで、私の前から姿を消したのだ。何とも不思議な話だが、見えないものは見えないのだ。

そして数時間後、「えっ、こんな所に?」という思いも掛けない所に発見することになっている。何処までも予定である。(どんなに広い邸宅にお住まいでいらっしゃるのやら?と、我ながら笑ってしまう。)

これが一度や二度ではない。よくあることなので、我ながら呆れ、何とか置き忘れしない方法はないものかといつも頭を悩ませている。

今朝も無駄な時間を過ごして終りそうである。

さて、仕様がないから諦めて、朝刊でも読むことにしようか。

「えっ? 眼鏡が・・・」